■日本脳炎

●日本脳炎とはどんな病気?
日本脳炎ウイルスの感染で起こります。ヒトから直接ではなく豚などの体内で増えたウイルスが蚊によって媒介され感染します。
7~10日の潜伏期間の後、高熱、頭痛、嘔吐、意識障害、けいれんなどの症状を示す急性脳炎になります。ヒトからヒトへの感染はありません。
流行は西日本地域が中心ですが、ウイルスは北海道など一部を除く日本全体に分布しています。
感染者のうち100~1000人に1人が脳炎を発症します。脳炎のほか髄膜炎や夏かぜ様の症状で終わる人もいます。脳炎にかかった時の死亡率は約20~40%ですが、神経の後遺症を残す人が多くいます。

●ワクチンの副反応
37.5℃以上の発熱は、1期初回の翌日に最も多く0.8~3.0%程度、38.5℃以上の発熱は0.3~1.2%程度あります。
接種した部位の腫れなどの局所反応も接種翌日が比較的多く0.8~2.6%程度あります。


現在、戸田市で、公費負担により接種可能な対象者は以下の方です。
▼①第1期の年齢に該当する方(生後6か月~7歳6か月未満)
▼②第2期の年齢に該当する方(9歳~13歳未満)
▼③特例措置に該当する方(平成17年4月2日~平成19年4月1日生まれかつ20歳未満)

(1)第1期の3歳~7歳6か月未満
■接種回数:4回

●予防接種時期⇒第1期初回
【接種方法】
6日以上、標準的には6日から28日までの間隔をおいて2回

【予防接種法による対象年齢】
6か月~7歳6か月未満(標準的な接種時期3歳)


●予防接種時期⇒第1期追加

【接種方法】
初回接種後6か月以上、標準的にはおおむね1年の間隔をおく

【予防接種法による対象年齢】
6か月~7歳6か月未満(標準的な接種時期4歳)


●予防接種時期⇒第2期
【接種方法】
1回

【予防接種法による対象年齢】
9歳~13歳未満(標準的な接種時期9歳)






(2)特例措置により、公費負担で接種できるようになりました。

■対象者:平成17年4月2日~平成19年4月1日生まれかつ20歳未満
■接種期間:上記の接種対象者が20歳未満の間※第2期分は対象者が9歳以上になってから、接種することができます。
■接種方法:


●接種対象者⇒第1期の予防接種の初回接種(2回)のうち1回接種を受けた方

【接種方法】
6日以上の間隔をおいて、2回の接種を行う


●接種対象者⇒第1期の予防接種の初回接種(2回)を受けた方

【接種方法】
1回の接種を行う


●接種対象者⇒第1期の予防接種を全く受けていない方

【接種方法】
6日以上、標準的には6日から28日までの間隔をおいて2回の接種を行い、その後6か月以上、標準的にはおおむね1年の間隔をおいて1回の接種を行う



●接種対象者(第2期)⇒第1期の予防接種(3回)を受けた方

【接種方法】
第1期の接種終了後、6日以上の間隔をおいて1回接種。


■接種方法:「戸田市保健ガイド」に掲載している医療機関にご予約の上、接種してください。
■持ちもの:母子健康手帳、健康保険証等(住所、氏名、生年月日が確認できるもの)
■問い合わせ:福祉保健センター保健政策・感染症対策担当048-446-6479