■BCG(結核)
BCG予防接種は生後12か月までに接種しましょう。
■接種対象者:生後12か月未満の者(標準接種時期は生後5か月~8か月)
■接種回数:1回
■接種費用:無料(全額公費負担)
●結核とはどんな病気?
日本で年間約2万5000人の人が感染する病気です。咳やくしゃみをしたときに、飛沫(しぶき)と共に飛び散った結核菌を
吸い込むと感染します。特に乳幼児は結核に対する免疫が弱いので、全身性の結核症にかかったりして、重い後遺症を残す
可能性があります。BCGは、髄膜炎などの重症になりやすい乳幼児期の結核を防ぐ効果が確認されているので、
生後12か月までに受けることになっています。
(主な症状)肺結核(約80%)、結核性髄膜炎、骨・関節結核など
※重症化すると、死亡したり、重い後遺症が残る危険性がありますので、生後3か月に達したらなるべく早くBCGを接種しましょう。
●ワクチンの副反応
接種後10日頃から、接種箇所に小さな発赤や小さいうみができることがあります。このような反応は接種後1か月頃が最も
強くなりますが、やがて小さなかさぶたができ、接種後3か月頃には小さな傷痕のみとなります。
また、まれな反応として、接種後1か月~2か月後に脇の下のリンパ節が腫れることもありますが、通常は自然と治ります。
●コッホ現象
既に結核に感染したことがある子どもが接種したとき、接種後10日以内に接種箇所の発赤、腫れ、うみが生じます。
その後2週間から4週間後に腫れが治まり、小さな傷痕が残ります。このように治癒する一連の反応をコッホ現象といいます。
なお、コッホ現象と思われる反応が見られた場合は、結核の感染が疑われるため、すぐに接種医療機関を受診しましょう。
■接種方法:戸田市・蕨市の実施医療機関に予約の上、接種してください。
■持ち物:母子健康手帳、健康保険証等(住所、氏名、生年月日が確認できるもの)
■問い合わせ:福祉保健センター健康政策担当048-446-6479
更新日:2014年4月3日